グルテン・フリーの食事では美味しい粉もんが食べられなくなるので、グルテンフリー生活はとても無理、という声をよく聞きます。でも実は粉もん、つまり ふわふわのパンケーキ、お好み焼き、ジューシーなギョウザ、熱々ラーメン、シコシコしたパスタなどのおいしい食品はけっこう沢山ありまして、今回の記事では、おいしいグルテンフリーの粉もんをご紹介します。
なぜグルテン・フリー？
そもそも、なぜグルテンフリーの食事がオススメなのでしょうか？ 小麦に含まれるグルテンが腸疾患、うつ、不定愁訴、肌荒れ、アトピーなど様々な症状を引き起こすことをご存知の方も多いと思いますが、さらにグルテンが脳に炎症を起こして記憶中枢部分が縮む、それが初期の段階では物忘れ、進行していくとアルツハイマー病やパーキンソン病などにつながっていくともいわれています。こういったことから小麦やグルテンのアレルギーではなかったとしてもグルテンを抜く方が、体と心の健康のために有効といわれています。
私もそれを知ってから、グルテンを避けるようになりました。特に気になる症状はもともとないのですが、グルテンフリーを実践していると身体が軽くなり、気分的な落ち込みなども避けられることがわかり、生涯現役はもちろん、現在のウェルネスにも貢献していることを実感してきたからです。
でも時々「粉もん」が無性に食べたくなります。ふわふわのパンケーキ、お好み焼き、ジューシーなギョウザ、モチモチのピザ! えーい、グルテンを解禁してしまえーっ、という誘惑にかられます。実際何度かグルテンを解禁したのは事実です。でもわが家ではパートナーがグルテン過敏症なので、おうちごはんでは解禁日を作るわけにもいかず、小麦を使わない「粉もん」を色々試しているところです。
ただ、ご紹介する食品もグルテンを使ってないからといって、決して健康な食品というわけではありません。グルテンを使っている粉もんよりはいくらかマシという程度かもしれません。グルテンフリー食品では、小麦の代わりに米粉、タピオカ、きび粉、ひよこ豆粉などを使いますが、そういった粉類は小麦ほどではないものもあるにしても、糖質はたっぷりなので、血糖値を急上昇させ、糖尿病のリスクを上げるからです。ただ、心を満たすために、心の癒しのために、こういうお楽しみ食品、快楽食もたまにはいいと思います。
パンケーキ
Guilty pleasure - 禁断の蜜の味、とでもいいましょうか。「朝ごはんに、たまにふわふわパンケーキ食べたくならない?」と言ってみたところ、パートナーが週末に作ってくれたのがこちら。
Bob's Red Mill というメーカーのパンケーキミックスで、材料は玄米粉、もち粉、砂糖、ベーキングソーダとなっています。我が家は乳製品も控えているので、バターの代わりにココナッツオイル、牛乳の代わりにライスミルクを使いました。
とってもふわふわにできました。
っていうか、自分で作ったわけではないのですが・・・。
餃子
こちらはワタクシめが頑張って皮から作りました。皮はもち粉、Millet Flour (きび粉)、少量のキタンサンガムと塩、そこに熱湯を加え、こねます。皮を一枚一枚めん棒で伸ばすのが手間ではありますが、餃子を食べたい一心で粉だらけになりながら作りました。具は豚ひき肉、ショウガ、ネギの刻んだもの。
形が崩れているのもありますが。。。市販の餃子の皮より少し厚めになってしまいました。ワタクシも修行を積めばもう少し薄く、パリッとした感じにできるのではないかと思います。
麺類、ピザ、お菓子類
この写真はWhole Foods で買ってきた冷凍のグルテンフリーのドーナッツ。生地は米粉とタピオカ粉で、もっちりした感じ。チョコレートのアイシングがかかっておりまして、1個あたりの砂糖は 17グラム。なので、これはかなりストレスがたまった場合の私の緊急非常食です(笑)
ふんわり、サクッとした感じに仕上げたい場合は、自分で作った方がいいのかもしれません。
他にも、パスタ、うどん、ラーメンなどの麺類もグルテンフリーの製品が色々あり、少し手間はかかりますが自分で麺を打って美味しく作ることもできます！ 麺類についてはまた別の機会に書きます。
ギョーザの皮の作り方は下記の本を参考にしました。
The Gluten-Free Asian Kitchen: Recipes for Noodles, Dumplings, Sauces, and More
