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表面加工、コーティング のフライパンをやめました【その1】

テフロン加工(フッ素樹脂加工)などの、こびりつき防止加工がされたフライパンをやめることにしました。

ノンスティック加工のフライパンは便利なのですが・・・

 

『ダーク・ウォーターズ  巨大企業が恐れた男』という映画を観たのがきっかけです。この映画では、テフロン加工の工場の汚染で奇形児、汚染された水を飲んだ住民や家畜の健康被害を目の当たりにし、責任を逃れようとした巨大企業、デュポン社と戦う弁護士の姿を描いた実話が描かれています。
 
目次

 

テフロン加工とは

 
テフロンとは、 1930年代に開発されたノンスティック加工技術で、1940年代に戦車の撥水コート剤として使われ始め、その後調理器具やカーペット、レインコートなどに使われるようになりました。やがて、テフロンに使われているポリテトラフルオロエチレン polytetrafluoroethylene (PTFE) は生物に有害な影響をもたらすことがわかり、2013年以降に製造されたテフロンには PTEEは使用されなくなったそうです。
日本ではフッ素樹脂加工と呼ばれているようです。
 
現在のテフロンやフッ素樹脂は、270°C以上の高温調理をしない限り問題はない、ということになっています。ただそれ以上の温度にならないよう注意が必要です。
 
"Above 500°F (270°C), Teflon coatings may begin to break down, releasing toxic fumes into the air. These fumes can cause temporary, flu-like symptoms known as polymer fume fever."
「270 °C以上になると、テフロン加工が徐々に溶解し、有害物質が空気中に放出する可能性があり、流感のような症状を起こす可能性がある。」とあります。
 
揚げ物の揚げ油は 150°〜180°C程度なので、通常 270°C以上で調理するということはめったにないないのですが、ノンスティック加工は、いつか寿命が来るわけで、その過程でやっぱり加工がどこかに溶け出すのではないかという疑問は拭えません。あくまで個人的な見解ですが。
 
・・・これは個人の選択に任されるのではないかと。
 
デュポン社に対する訴訟が関係しているのかどうかわかりませんが、テフロンの名前は市場から姿を消し、ダイヤモンドコーティングなど別の名前のコーティング技術がメジャーになりつつあります。ダイヤモンド加工は、テフロンより10倍長持ちするとされています。 
 
まずは 2013年以前に製造された製品についてはやめておいた方が良さそうです。でも、過去にずっとポリテトラフルオロエチレン polytetrafluoroethylene (PTFE) が使われたノンスティックフライパンや、炊飯器を長期に渡って毎日のように使用していた事を思うと苦々しい気持ちです。(-_-)
 
 
 

自分の身は自分で守るしかない

 
映画『ダーク・ウォーターズ  巨大企業が恐れた男』でも描かれていますが、デュポン社のような資金が豊富な大企業は、宣伝やロビー活動に資金を投入し世論を操作しています。このためテフロンのような製品が危険というイメージは一般的には持ちにくいです。
 
映画の中でも、主人公の弁護士ロブが「自分の身は自分で守るしかないんだ」と話す場面が印象的でした。
 
迷うくらいであれば、やめてしまおう、安全とされるダイヤモンドコーティングも含めて。我が家では家族会議で決めました。家族会議と言っても二人だけですけど。
 
PTFE が 有害と認められ製造に使用されなくなるるまで 40年〜50年かかったのです。今の加工に使われている物質がこの先 数十年の間に危険が発覚し使われなくなる可能性はないとは言えないのではないでしょうか。
 

コーティングなしのおすすめのフライパン

 
まずは、目玉焼き、炒め物、パンケーキなどを、表面加工なしのステンレスのフライパンにしてやってみると。。。全く問題ありませんでした。
こんな風に、パンケーキもきれいにひっくり返すことができました。

ステンレス製のフライパンも案外こびりつきにくい
もちろん、オイルはひく必要がありますが。
ノンスティック鍋のメリットは、オイルをあまり使わなくても食材がこびりつかない事でした。ノンスティック鍋を使わない事で、油の摂取量が増えるのが気になる方もいらっしゃるかもしれません。でも、どんな油も体に悪いというわけではありません。アボガドオイルはビタミンEを多く含むオメガ9系脂肪酸で抗酸化効果が期待できますし、ココナッツオイルは中鎖脂肪酸を含み、代謝を高める効果があります。どちらも高温になっても品質が劣化しにくい油なのでフライパンでの調理におすすめです。

中華鍋で目玉焼き
次に鉄製の中華鍋 (表面加工なし)で目玉焼きを。
こちらも、先に鍋と油をよく温めてから、卵を落とせば、くっつかず、キレイに目玉焼きができ上がりました。 (^ ^) 
 
ステンレス製のフライパンはフィスラーがおすすめです。
 

 
 
【参考】