コロナで在宅勤務が続いている方も多いと思いますが、私も半年以上自宅勤務です。そこで、仕事能率を少しでも上げられるよう、ホームオフィス快適化を進めています。今回はノートPCに、サブのディスプレイを2つ追加接続して、合計3つのディスプレイにしました。その結果、作業スペースが広がりワクワクするほど快適に、効率良く仕事ができるようになりました。複数モニターはトレーダーやシステム開発者など特別な仕事向けというイメージがありますが、PCを使って何かする人全てにメリットがあると思います。時間とコストの投資が少ない割に、沢山のメリットが得られます。当記事でその理由やと活用例もご紹介したいと思います。
【目次】
手順1: 出力端子を確認
サブモニターを追加するには、まずメインのノートパソコン側の出力端子を確認します。比較的古いノートパソコンはVGA端子が付いていると思います。最近のものは このように HDMI端子か、USB Type-C という小さい出力端子があると思います。
私のノートパソコンは、USB Type-Cが一つと、HDMI端子が一つついていました。サブモニター側は HDMI端子がありましたので、HDMI - HDMI のコードと、HDMI - USB-Cのコードの合計2本を購入しました。
出力端子の USB Type-Cが一つしかない場合は、マルチディスプレイ対応 Type-C ハブ ( ドッキングステーション )を購入すればマルチディスプレイは可能です。
例えばこのようなハブです -> USB C ハブ HUB 10ポート ドッキングステーション
手順2: モニターを設置
次はディスプレイモニターの設置です。ディスプレイは1万円前後でそれなりの質の良い物が購入できます。例えばこのようなモニターがおすすめ。
私は Sceptre のディスプレイを2つ設置し、下記のようになりました。
机のスペースを考慮し、モニターアームも取り付けました。モニターアームのメリットは、ディスプレイの位置や角度、高さを自由に変えられること、そして、机がスッキリ広々と使えることです。
モニターアームの取り付け方はこちら⇩
モニターアームは非力な女の 特に器用なでもない私でも問題なかったくらいで、わりと簡単に取り付けられます。
手順3: 拡張ディスプレイの設定
Windowsの場合は「ディスプレイ設定」で「表示画面を拡張する」を選択します。
私の場合は以下のように、ノートパソコンを「1」のメインにして、2つのサブモニターを「2」と「3」にしました。
複数の外部ディスプレイを設置するメリットと便利な使い方
特に便利だと感じたのは次のような点です。
(1) 一覧性の広がり
レポート類を作成するときエクセルなどのデータを多く複数並べて比較することができます。私はマーケティング系のレポート類を作る作業が多いので、この点で一番メリットを感じています。とにかく見やすいので作業がはかどり、ミスも防げます。
グラフを作ったり、パワーポイントなど数字やアイデアをビジュアル化するときも、元のデータを参照するにも十分な画面スペースが取れ、ウィンドウズを切り替えずに確認でき、快適です。
ウェブで更新作業をする時、ブラウザを複数開き、片方のモニタに Chrome, もう片方に Firefox など別のブラウザを開いて内容を比較したりできます。比較作業では、双方の画面の文字サイズを同じにすると特に見やすくエラーチェックで見落としも少なくできます。
(2) 電話会議での画面シェアのしやすさ
電話会議で画面共有するとき、サブモニターの1つだけを他の参加者が見られるように画面シェアしそこにはプレゼン資料を表示、手元のノートPCは自分だけが見られるようにし、会議の段取りなどを書いたメモ原稿(いわゆるアンチョコ)を開いておくような事もできます。さらに3画面あれば、3つめの画面は他の参加者の顔や名前をチェックする画面専用として置いておくこともできます。
(3) マルチタスク
何かに集中したいが、どうしても他のアプリケーションもチェックしなければならないとき、画面を切り替えずに両方一定の位置に置いておき、片目のすみでサブ画面の状況を把握できます。
このように良い事づくめのマルチディスプレイ。
あえてデメリットをあげるとしたら、作業が快適なので、ついつい仕事しすぎてスクリーンタイムが長くなってしまう事ですね・・・。