かっこいい〜!♡【Fin Tech 企業編】
Revel Systems というiPad based point-of-sale systemの会社の CEO、Lisa Falzone さんのインタビューを聞いていたところ、竹を割ったようなサクサクしたしゃべりと、旧態依然とした従来の POS System のコストから Small Business (中小企業) を救うシステムを作ろうというスーパーマン的な姿勢に、思わず「かっこええ〜!」と唸ってしまいました。 Lisa Falzone さんはめっちゃサバサバしていて頭も性格も良さそうな感じ。
私が「おっ」と思ったのは、Lisa さんがインタビューの中で次のように語っている部分。
We were actually in a meeting with our first client and he said, “you know, I really like the idea of an ordering app, but what I really need is a point-of-sale.” And I said, “OK we’ll build that for you,” and pivoted and haven’t looked back since.最初のクライアントさんと打ち合わせしていた時に、「注文アプリのアイデアはすごくいいと思うんだけど、一番必要なのはPOSなんだよね。」と言われたんです。なので、「オーケー、では我々で構築します」と答えて、以来それを軸に動き出してから後ろは振り返っていません。(つかさ拙訳)
POSシステムのようなマイクロソフトとか大きなデータ会社に仕切られている業界にひるむことなく、スタートアップ企業としてすくっと立ち上がって行動に出た Revel Systems。
こういう業界のヒーロー的かっこよさについてはつい、「男前」「男気がある」という言葉を使いたくなってしまいますが、表現的には古いので良いジェンダー・ニュートラルな表現はないものかと思うのですが・・・。「かっこいい」はもともとは男性用の形容詞ですが、今は性別に関係なく使えるのではないかな、と思います。またはイケてますね、ですかね。でもイケてる、イケてないという表現は今でもよく使われるのか、日本を離れて少したってしまったのでちょっと自信がないです。
もう一つのかっこいいキーワードは、Distrupt。
Lisa Falzone :The fact that point-of-sale is so archaic and it really needs to be disrupted with and it’s being disrupted with a next generation point-of-sale, flexible, open API.(従来型の) POSはあまりに古くて破壊されるべきだし、実際次世代の POS、つまり融通がきいて公開されたAPI型のものに破壊されつつあります。(つかさ拙訳)
事業や技術で出てくる Disrupt という言葉は、単なる破壊ではなくて、次に新しい創造が出てくる前提の破壊という意味でよく使われます。甘い汁を吸っている既得権益に牛耳られた業界に風穴を開けて、より良いユーザーエクスペリエンスを新たに提供していく企業が Disruptor。
インタビューはこちらの教材に音声とスクリプトが収録されています。 Fin Tech 企業の事がよく理解できておすすめです。