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ミネソタ在住。健康とモテ、生涯現役を探求しています。

内科医に聞く、こころとからだを整える方法【その1】

当ブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回のテーマは健康です。内科医としてご活躍されているまりさん (仮名) にインタビューさせていただいた内容を3編にわけてお届けします。
 
第1回は、まずまりさんのお仕事内容、お仕事で大切になさっている事についてお話いただきます。
 
 

 

内科医を目指さしたきっかけ

 
ゆき:  まりさんは現在どのようなセクションでお仕事されているのですか?
 
まり:大学病院の膠原病・リウマチ内科で働いています。
 
ゆき:  めざされたきっかけについて教えていただけますか?
 
まり:内科医をめざしたのは、全身を治せる科を目指したかったというのがあります。また、膠原病やリウマチは、診察にすごく時間をかける科なんです。例えば、関節痛で来院されて、リウマチと診断する前に、複数の項目を一つ一つを検査していって、一週間くらいで検査結果を踏まえて診断します。しっかり向き合って診る、専門性の高い分野でもあります。
 
ゆき:そういうやり方がご自身に合うと感じられたのですね?
 
まり:はい、得手・不得手という点で考えたとき、私の場合、局所を診るよりも、細かく見ながらも全体を見て診断するやり方が合っていると思いました。また、全体を見たいという思いがありまして。
 
ゆき:なるほど。ほかの科もご経験されたのですか?
 
まり:はい、研修医のときにはほぼすべての内科を研修しました。学生のころは消化器内科になりたかったので、とくに消化器内科の研修をがんばった記憶があります。消化器内科では、がんの患者さんが多くて、また別の患者さんでやはり進行が進み、年末にお会いした時、今度のお正月が最後になるかもしれませんとお話しなければならなかったり・・・というつらい経験もしました。
 
ゆき:それは辛かったですね。
 
まり:そんな患者さんをみてきてしまって、がんの患者さんと接するのがこわくなってしまい、がんがない科を専門にしようと思ったんです。逃げたというところもありますね。
 
ゆき:そうだったのですか。
( ゆきの心の声:それは、逃げたというより、まりさんがとっても心優しいからじゃないかなあ。)
 
ゆき:そして、現在は膠原病、リウマチ科なのですね。膠原病、リウマチも難病というイメージがあります。
 
まり:はい、膠原病、リウマチは完治という概念がないのです。でも、寛解*に持っていくことは医者の力量でできるんです。
 
ゆき:なるほど。(ゆきの心の声 => 寛解*ってなんだっけ? あとでググってみよう!)
 
*ゆき解説:寛解をググってみました。
【寛解】全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること。
病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。
 
 

仕事で大切にしていること

 
まり:関節リウマチはいまは治療方法の選択肢が10年前より確実に増えている領域です。これまではリウマチというと骨の変形がおこる疾患だとおもうひとがほとんどだったと思いますが、今は治療の選択によって骨の変形が起こらないようにしていくことが大事なんですね。細かいところまで目を配れるか医者の力量が試されます。また、お薬を使うことによって免疫力を抑えてしまうものもあるので、きちんと患者さんに説明することが大切になってきます。また、患者さんのおっしゃる事をよく聞いて、個人個人の問題を解決する事も大切だと思っています。
 
ゆき:例えばどんな事でしょう?
 
まり:痛みや、どんな症状があるのかよく聞いてあげることですとか、もし骨の変形が起こってしまった場合、制度の導入が可能であることを説明してあげたりといったことです。例えば、関節リウマチの場合、40歳から介護保険が使えるので、その制度を利用してサービスを入れてもらう事もできることをご紹介してあげたりなどです。
 
ゆき:それぞれの患者さんに合ったサポートということですね。
 
まり:はい、みなさん大変な思いをされているので。「薬はやめられないのでしょうか」という質問もよく受けます。でもやめてしまうわけにはいかない場合が多いのです。心の状態も病状に関係してくるので、患者さんたちそれぞれの不安や心配を聞いてあげて、なるべく取り除いてあげるようにしています。
 
ゆき:そんなきめ細かい優しさを持つまりさんが担当医だったら患者さんたちも心強いですね。「先生のおかげでだいぶ良くなった」と患者さんに言われる事もあるんじゃないですか?
 
まり:はい、そういう時はとても嬉しいです。その言葉が欲しくてやっているようなところもあります。
 
 

嬉しいエピソード

 
ゆき:嬉しい瞬間のエピソードを他にもご紹介いただけますか?
 
まり:膠原病、全身性エリテマトーデスなどで入院されている患者さんは、30〜40代の若い世代が多いんです。そうするとお子さんの年齢が小学生くらいという方も多くなってきます。でも、入院病棟は感染予防のため、中学生以上しか入れない規則のところが多いのです。私の勤務する病院でもそうで、そうするとお子さんに会えなくなってしまいます。それがストレスになって、泣いていらっしゃる患者さんも時々お見かけしました。なんとかしてあげられないかなと思いまして、院内で調整して、ある時間帯だけOKな枠を作ってお子さんと会う時間を作ってあげることができました。やっとお子さんに会えた時の嬉しそうな様子やその時の「ありがとう」言ってくださった時のお顔を見て、私もとても嬉しかったです。
 
ゆき:うわー、素晴らしいお話です!!
 
まり:病気だけを見ちゃいけないんじゃないか、患者さんそれぞれに様々なストーリーがあるので、それを理解してあげたいと思っています。ストーリーとは、早く仕事に復帰したいとか、早く子供に会いたいとか、皆さんそれぞれですです。そういった理解もできる範囲内でやっていきたいです。
 
ゆき:心優しいお医者さま、まりさん。インタビューは次回に続きます。
 
 
 
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