零下の厳しい冬をあたたかく過ごす方法
2021の2月8日のミネアポリスの気温は、マイナス27°C 、体感気温は マイナス35°Cでした。冬はとにかく寒い土地柄、どこの家にも強力なセントラル・ヒーティングが完備しており、外気がマイナス20°C以下に下がっても室内は20°C以上に保たれる仕組みになっています。とは言え、気温がこれだけ下がるという予告が出ると、緊張します。
今回の記事では、私がミネソタ州に引っ越してくるまで知らなかった驚きの寒冷地の世界とサバイバル方法をご紹介します。
目次
マイナス20度C以下ってこんな世界
窓は2重ガラスになっているので、窓の内側は意外と冷たくないのですが、外側のガラスにこんな結晶ができます。
厚手の手袋を2重にはめても5分くらい指が冷たくなります。友人がロシニョールのスキー用の手袋なら大丈夫だと教えてくれましたがまだ買ってないので、こんな日はなるべく外に出ないようにしています。ドアをほんの少し開けるだけでも冷気が冷たいです。
これは橋なのですが、周りの池が凍って、そこに雪が積もっています。
マイナス20度C以下の寒波前の注意
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暖房施設の動作チェック
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車のガソリンがタンクの半分以上入っているか確認
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食料の確保
ガソリンの氷点はマイナス 100°Cなので、普通は凍らないのですが、タンクに残っている量が少ないと、どろっとしてきてエンジンに不具合が起きることがあるそうなので、寒冷地ではガソリンを常にタンクの半分以上かなるべく満タンにしておくのがよいそうです。
極寒中のサバイバル術
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お風呂やキッチン、洗濯などで水やお湯をマメに使って流すようにして、水道管や下水管が凍らないようにする
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空気の乾燥で体が帯電してしまうので、金属に触る前に脱電する
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運転しなければならない場合は、運転開始15 〜20分前にはエンジンをスタートしてあたためる
1番はご想像がつくと思いますが、2番の感想は温暖な場所に住んでいる方はイメージがわかないかもしれません。とにかく静電気がすごいです。毛深い人(旦那)とキスしようとするとバチッとくちびるに電気が走るくらいです、笑。愛の火花みたいな比喩じゃなくて、マジで静電気がバチッとなるのでちょっといやな感じです。(-_-)
冬に下水管が凍って工事している様子を何回か見かけたことがあります。道路の下水管は市の管理なのですが、道路までの下水管に何かあると自己負担の修理になって大変です。
去年の冬、数分のエンジンあたため時間でパートナーが運転をスタートしたことがあるのですが、5分くらい車を走らせたあと、ガソリンスタンドでエンジンを切って給油した後エンジンがかからず、バッテリーが上がってしまっていたことが判明しました。幸い場所がガソリンスタンドだったので、店員さんにブースターケーブルを借り、バッテリーを復活させることができました。親切なガソリンスタンドの店員さんの対応にどれだけ感謝したことでしょうか。優しさや思いやりが心をあたためられました。
ブースターケーブルでバッテリーを復活させるには、もう一台の車のバッテリーの電力が必要なので他の誰かの車の助けを求めなければなりませんし、またその作業を極寒の中でやらなければならないので気合いが必要です。
私は一人ではできそうもないので、これだけ寒い時は一人では運転しないことにしています。
極寒中の楽しい過ごし方
暖炉を焚いて、ホットチョコレートなどを飲みながら読書したり映画を観るのが最高ですね。。。。 とりあえずテレビに暖炉の YouTube を流して楽しんでいます。
薪が燃えるパチパチした音と暖かいオレンジの光をみていると心がなごみます。( ^ ^ )