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遠距離恋愛成功の秘訣

この記事は、大好きな彼、彼女と転勤やその他の事情で離れ離れになってしまって、心ならずも遠距離恋愛をすることになり寂しい思いをされている方に贈ります。
 
私は今の彼と一緒になる前、太平洋をへだてて6年間、国際遠距離恋愛をしていました。リレーションシップのコーチとの出会いから、国際遠距離恋愛をしている友人、一種の同士にも多く出会い、みなさんといろいろ情報交換もして助け合ってきました。
 
今回はそんな私が、国際遠距離という障害を乗り越えてなんとか彼との関係構築を続けたコツををご紹介していきます。当記事を読んでいただくことで、遠距離恋愛を続けるヒントを少しでもつかんでいただき、気持ちが楽になっていただけたらと思います。
 

成功率は2〜3割!?

 
世の中の多くの人には「遠距離恋愛なんて、結局うまくいかない」というビリーフ、つまり思い込みを持っている人が沢山います。それは、過去に遠距離恋愛をしたあと別れてしまった経験をみずから持っているか、そういうカップルを知っているからでしょう。でも、遠距離恋愛が成就しカップルが一緒になった例を、自身の経験を含めて私はいくつも見てきました。
 
私は、友人・知人の遠距離恋愛ケースの中で、2年以上の遠距離恋愛を続けたあと、結婚に至った方を個人的に5名存じあげています。大まかですが、20組くらいのカップルのうち5組が結婚、私のケースも入れると6組になるので、30%の成功率になります。こういう一般統計はなかなかないので、少ないサンプル数、しかも個人的な経験値になってしまいますが・・・、肌感として成就率は2〜3割と感じています。 これを厳しい数字とみるか、意外と心強いと見るか・・・。
 
私は悪くない数字だと思います。遠距離ではなくても別れてしまうカップルもいますし。ただ、遠距離ではなかったら別れなかったのに、遠距離恋愛になったがために難しくなる事があるのも事実です。私もなんども涙を流し、もうダメかと思ったこともありました。
 
それでも、遠距離恋愛を乗り越えて成就したカップルにはどのような特徴があるのでしょうか? 私が見て経験してきたコツをまとめます。
 

遠距離恋愛中のコミュニケーション

遠距離恋愛中のコミュニケーション
 

3つの成功のカギ

 
【秘訣1】二人の性格が忍耐強く、大人であること
 
この遠距離はいつ終わるんだ!?とたまにイラっとすることはあって当然だと思います。そこをどうにか思い直して楽観的に考える。年齢も関係あると思います。私の知リ合いまたは友人で遠距離恋愛から結婚に至ったカップルは、2人をのぞいて40代〜50代前半のカップルでした。
 
お互いが精神的に自立している事も重要だと思います。
 
お互いがそれぞれ離れた土地で異性からの誘惑やお誘いがあることもあり得ます。でも自分と相手への責任を守れる誠実さ、成熟度。そして離れていても相手を全面的に信頼する気持ちも大切ですし、そのためには自分への信頼が第一歩だと思います。
 
常に大人で精神的に安定していられるものでもないかもしれません。不安な時は、精神を集中して取り組み、自分を取り戻せるスポーツや音楽、瞑想など、何か打ち込めるものを持つのもおすすめです。
 
 
【秘訣2】3〜4カ月に1回は会うようにする
 
私の考えでは、お互いをよく理解し合うためにはメールやスカイプだけでなく、直接会って一緒にいろいろな経験をすることがどうしても必要だと思います。直接会わないとわからない事も沢山ありますので。
 
お互いの土地に相互に行き来したり、中間点で会ったり、時には全然違った場所で合流できたら最高ですね。
 
私と彼の場合は、彼が出張が多かったのでマイレージを沢山持っていて、航空券が高い時期は彼のマイルを譲ってもらったりしました。デルタなど海外の航空会社はマイルを家族以外にも贈与できる仕組みがあるので便利です。
 
今はコロナの影響で、特に国際恋愛では海外渡航が自由にいかない時期で、難しいケースも多いかもしれません。その場合は、会えない分、忍耐強さとコミュニケーションがカギになってくると思います。
 
 
【秘訣3】コミュニケーションをマメに上手に、オープンに取る
 
マメ、とは頻度の事なのでわかりやすいと思いますが、LINEや What’s App などメッセージツールを活用し、こまめに愛情表現や日常のさりげない報告などをしたり、スカイプ、Facetime 、Zoomなどの顔が見られるアプリ、ツールを利用して対面して直接話す事です。対面ツールでの会話は時差や仕事の関係で毎日は難しい場合でも、せめて週に1回は顔を見ながら話したいところです。
 
上手に、オープンにとは、ポジティブなことも、ネガティブな事も、感情的にならずに自分の感情を伝えることです。例えば、「昨日の夜はふと急にあなたの事が恋しくなって少し泣いてしまった」などと言葉にしてみるのは良いんじゃないかな、と思います。
 
また、「仕事で時間がかかる案件があって今大変な思いをしている、うまく行くかどうか不安な気持ちも抱えている」というような事も伝えるのです。私はそういうネガティブな事は相手に伝える必要がないと最初は思っていたのですが、相手はオープンに書いてきてくれていました。それを見て、大変な事でもいずれは乗り越えるものなので、そういう過程も含め報告し合うというのはお互いを理解する上でも大切だと思うようになりました。
 
もちろん、何もかも全てを包み隠さず伝えるべきだというわけではなく、伝える内容、伝えない内容はもちろん選んだり時期を考えた方がいいと思います。そして、何かネガティブな感情が高ぶるような事があった場合は、少し時間を置いて冷静になってから、伝えるのがいいと個人的には思います。
 
また、コミュニケーションには変化をつけるのも大切だと思います。まじめに仕事で起きたことや考えをまとめてメールで伝えるような時もあれば、絵文字の短い可愛い面白いショートメッセージという時もあれば、ビデオメッセージ、お茶目なセルフィ、そして時には紙のカードを描いて郵送するのもおすすめです。
 
そして長期的には、遠距離恋愛が完了した先の二人のビジョン、つまり二人が一緒の人生像を二人で描き続けることができれば素晴らしいと思います。
 
 

【おまけ】もうダメかと思った時に私がした事

 
私の場合は、アメリカ人の彼と遠距離恋愛 4年目に突入した冬、疲れてきて、もうダメかなと思った事があります。彼の事は好きだけど、お互いが旅行した時にしか一緒にいられないのがとっても苦しくて、やりきれなくなってしまいました。そして、仕事は充実していたので、ビジネスのネットワークで知り合いになった男性からアプローチを受けたことがあり、もちろんデートはしませんでしたし惹かれたというわけではありませんでしたが、そういう地元にいる方とお付き合いした方が楽かもな、とふと思いました。
 
そんな時、彼とアメリカ西海岸で休暇を過ごし、その時はそれこそ一緒に住む土地をどこにするか話し合って決めようと二人で言っていましたが、10日間の滞在期間が終わりに近づいても結局決まらなかったのです。先が見えず、ものすごく不安になりました。そんな時、二人でサンディエゴの街を手をつないで歩いていたところ、黒人の男性が近づいてきて、小銭を持っていないか私たちに聞いてきました。
 
私は首を振って歩き去ろうとしましたが、私の彼の反応はこうでした。「今日は小銭は持ってないんだ」と、相手の目を見て誠実に回答していたのです。断るにしても、相手にきちんと対応していたその姿になんだか胸を打たれました。その時、私は相手を選ばず全ての人に誠実に接する彼の人柄が、私が彼を好きな理由の一つだと思い出しました。
 
ホテルに戻ってから、私は彼の好きなところを20個くらい書き出し、メールで送りました。翌朝は旅の最終日。サンディエゴの空港から、私は神戸へ、彼はミネアポリスへの飛行機に乗って帰る日です。いつものように泣きましたが、空港で別れる時、私を見送ったあとメールを見てね、と伝えました。彼はメールを読んだ後、私の好きなところを飛行機の中でメールを書いて送ってくれました。このようにしてかみしめるようにお互いへの気持ちを一歩また一歩確認する事で、二人とも初心に帰ってやり直す気持ちができたように思います。
 
冬をそうして乗り切り、春から夏にかけて仕事で忙しい時期を過ごした後、私は会社の上司に2ヶ月の無給休暇申請を相談しました。通常、家族の介護か、発展途上国のボランティアなど特別な理由がない限り承認は降りないのですが、その年はたまたま、6月末までにその年の売上目標を達成していたので、一か八かで相談してみたのです。承認が降りなければ退職して2ヶ月後の転職先を探すつもりでした。幸運にも上司の理解が得られたので、私は2週間ヨーロッパに渡り、友人のいるフィンランドで過ごした後、仕事でフィンランドに来た彼と合流し、スウェーデンに移動し彼と2日間を過ごした後アメリカに渡り、彼の家に6週間居候しました。つまり、押しかけ女房みたいな感じですね。仕事が忙しすぎたので少し休みたいというのもありましたが、彼との関係性にもう少し進展を持たせたいという意図もありました。
 
6週間は新婚のような幸せな時間を過ごすことができ、お互い一緒に暮らしてもうまく行くだろうなという感覚をつかむことができました。
 
ただ、その後すぐ結婚したわけではなく、彼と一緒に暮らせるようになったのは、それから2年半後の事です。私は仕事をずっと続けきちんと稼ぎたかったのですが、アメリカですぐ働く自信のなかった私は、勤務先の提案でシンガポールで仕事の機会が与えられた時、まずそれを受けてシンガポールで力だめししてみてから、アメリカの仕事に応募するという長い手順を踏んだのち、アメリカで仕事に応募し仕事を決めて渡米しました。その前に、彼にアメリカからシンガポールに一回来てもらって、彼にシンガポールに移住してもらう案も検討してもらいました。残念ながら彼の職種柄シンガポールは難しく、その案は実現しませんでした。・・・というわけで、やっぱり私がアメリカに行くしかないと決断し、われながら本当に気が長い手順を踏み、色々な案を検討してからアメリカに移住した次第です。
 
私がアメリカに移って3年半がたとうとしています。遠距離のつらい時、あきらめずに時期を待って良かったと今は思います。今は好きな人と一緒に暮らせて、仕事もできて本当にありがたいです。
 
でも、私のコーチ、アイリーンが言っていたのですが、「世の中にベストマッチは一人ではない」ということです。
 
もし、今の彼や彼女とうまくいかなかったら、きっと別のベストマッチがどこかにいます。
 
偉そうに聞こえたらすみません。応援の気持ちで書きました。
この記事を読んでいただき、少しでも気が楽になったり、ご参考になれば、という願いを込めて・・・<3
 
 
つかさ拝