モテモテ男女倍増計画

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読んだ本、ベスト3

番外編になりますが、私が2017年に読んだ本のベスト3をご紹介します。
 

【第1位】ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』上・下

 
なぜ ネイティブ・アメリカンやインカ帝国はヨーロッパからやってきた人々に征服される事になったのか?  文明が遅れていた? ネイティブ・アメリカンはなぜ文字を持っていなかったのか。アメリカ大陸に鉄鉱石はあったのになぜネイティブ・アメリカンは鉄器を作らなかったのか?
 

 

そして日本は、火縄銃が16世紀に伝わったが、江戸時代に入って鉄砲の製造は統制されていき、明治時代に入るまで刀剣の世界にもどっていく。何故なのか?
 
よく考えて見れば不思議な疑問に、この本は少しづつ答えていきます。
 
著者が言うように、様々な民族の人と付き合ったり仕事をしていると、優秀かそうでないかは人種や民族差ではなく個人差であることを実感します。では人種的に劣っていたわけではないのに、文字が発明されなかったり(ネイティブ・アメリカンやアボリジニ、ポリネシアンなど)、穀物生産による定住生活が選択されずに狩猟採集を中心として移動生活が続いたり、銃を捨て刀に戻るような民族 (日本人)がいたのはなぜなのか。
 
この本は日本の件はそんなに詳しく書いてないのですが、自分の今までの少ない知識を総動員しながら、もし16世紀火縄銃の大量生産から江戸時代も引き続き重火器の製造・改良を続け強大な軍事力を持つことになったら、19世紀にペリーが開国を迫りに浦賀に来たとき追い返せただろうか・・・?、追い返せなかったとしても、交渉でもっと優位に立てたのだろうか? などと妄想にふけったりしてしまいます。
 
この本を読んでいると「もし・・・だったら?」という思考回路が活性化されて好きです。
 
 
 

【第2位】Angela Duckworth『Grit』

 
頑張って英語で読んだのですが、日本では『GRIT - やり抜く力』と言う邦題でした。日本でも話題になった書のようですね。
 
私の付箋
 
Those who dropped out of training rarely did so from lack of ability. Rather, what mattered, Mike said, was a “never give up” attitude.
 
Many of us, it seems, quit what we start far too early and far too often. Even more than the effort a gritty person puts in on a single day, what matters is that they wake up the next day, and the next, ready to get on that treadmill and keep going. 
 
Rather than intensity, what comes up again and again in their remarks is the idea of consistency over time.
 
いわばしつこいほどの持続力、精神的なスタミナが Grit。
 
私はこの春、ある友人にアメリカに転勤になった事を伝えたところ、「 I’m really proud of you です。Grit という本を読んだのですが、努力を継続することは大変で大切なことだと思いました。」という心優しいメッセージをいただいてとても嬉しかったのですが、「Grit って何だ !?」と思ってあわてて読んだのがこの本でした。その友人は以前の職場の同僚で、私が色々と setback を体験してきたことをよくご存知なので、なおさら彼の一言は嬉しかったです。
 
「GRIT」の本では様々な成功者の例が紹介されていますが、彼らの多くは最初から才能が認められていたわけではないのです。
 
例えば「熊を放つ」や「ガープの世界」の著者である作家の John Irving はもともと文章の才能があったとはいえず、ハイスクールでは英語のクラスで Cをとり、SATのスコアは平均点以下で、先生からは lazy, stupid と思われていたそうです。でも彼は書き続けました。
 
“One reason I have confidence in wringing the kind of novels I write,” Irving said, “is that I have confidence in my stamina to go over something again and again no matter how difficult it is.”
 
 

【第3位】マイク・マクナマス『ソース  あなたの人生の源は、ワクワクすることにある  』

 
「あなたの夢はすべてかなええられる」
「心からやりたいことがあったらあきらめる必要なんかない」
「目標を達成することよりも目標に向かっていることのほうがはるかに大切だ」
とわかったら、あなたはどうしますか。

 

人にとっての最高の責任感とは、自分自身に正直になり自分の心からの願いやニーズに忠実になることです。
 
ワクワクすることや好きなことに適性がないと思う場合は、なおさらそれをやろう、と「ソース」のプログラムは主張します。
 
前半に登場する、中学の落ちこぼれ生徒からワクワクを引き出し、彼らが成長する姿を描いた部分はとても感動的です。
 
 
 
モテ関係の本がベスト3に入っていないのですが(汗)・・・、このブログをやっていなかったら読まなかっただろうジャンルの本もいろいろ読んで、本当に良かったです。
 
 

まとめ

 
ワクワクすることをやろう!
才能を認められなくても、好きならしつこいくらいに続けよう。いつか必ず花が咲く。
 

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)



やり抜く力 GRIT(グリット)


ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。