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WiFi ・携帯 オフ生活

モテと健康を追求するブログ、昨日から再開しました。今日は健康テーマで、気になっていた電波の人体への影響についてです。
WiFi や携帯電話の電波は、どのように人体に影響があるのか? 安全なのか有害なのか?
ちょいと調べて見ました。
 

 

総務省の見解

 
まず、総務省のウェブサイトで確認したことをまとめます。
 
  • 電磁波のうち、300万 MHz(メガヘルツ) 以下のものを電波と呼ぶ。
  • 私たちの普段使用している Wifi や携帯電話からは電波が出ている。携帯電話を使用していない時も、端末の位置登録のために電波が出ている。
  • 100kHz(キロヘルツ)以上)のきわめて強い電波を浴びると体温が上がる。この原理を応用したのが電子レンジ。
  • 総務省ではWHO(世界保健機構)の見解を参照し、携帯電話や基地局からの電波によって 「がんやその他の健康に対して悪影響を及ぼすとの根拠は見つかっていません。」としている。
 
 

WHO (世界保険機構) の見解

 
WHOのこちらのファクトシート(2006年)を見ると、「非常に低いばく露レベル、および今日までに集められた研究結果を考慮した結果、基地局および無線ネットワークからの弱いRF信号が健康への有害な影響を起こすという説得力のある科学的証拠はありません。」としています。
 
Considering the very low exposure levels and research results collected to date, there is no convincing scientific evidence that the weak RF signals from base stations and wireless networks cause adverse health effects.
 
 
以下、WHOの2014年のファクトシートからの引用です。
 
==========引用===========
 
短期的影響
 
組織における熱の発生は、RFエネルギーと人体との間の相互作用の主要なメカニズムです。携帯電話に利用されている周波数においては、エネルギーの大部分は皮膚やその他の表面的組織に吸収され、その結果、脳またはその他の器官での温度上昇は無視しうる程度になります。
多くの研究が、ボランティアの脳の電気的活動、認知機能、睡眠、心拍数や血圧にRF電磁界が及ぼす影響を調べてきました。今日まで、組織に熱が発生するよりも低いレベルのRF電磁界ばく露による健康への悪影響について、研究による一貫性のある証拠は示唆されていません。
さらには、電磁界ばく露と自己申告の身体症状または電磁過敏症との因果関係について、研究による裏付けは得られていません。
 
長期的影響
 
RF電磁界ばく露による潜在的な長期リスクを調査した疫学研究は、
そのほとんどが脳腫瘍と携帯電話使用との関連を探索してきました。しかしながら、多くのがんは、腫瘍に至るような相互作用があってから長い年数を経るまで検出できないため、また、携帯電話は1990年代初めまで普及していなかったため、現時点での疫学研究は、比較的短い誘導期間で出現するがんしか評価できません。しかしながら、動物研究の結果は、RF電磁界の長期的ばく露でのがんリスク上昇がないことを一貫して示しています。
===========引用終わり===========
(RF は Redio Frequency, 電波のこと。) 引用元:WHOの 2014年のファクトシート
 

国立がん研究センターの見解

こちらを読んでみますと、多くのケースは、電波と腫瘍の因果関係の特定は難しいとしています。
 
スウェーデンでの調査に関し、「携帯電話による高周波・電磁波とグリオーマの発生の因果関係は無視できないと考えた。」という記述があります。グリーマとは(神経膠腫)神経膠細胞から発生する腫瘍とのことです。
 
ただこれに関しては誤差やバイアスなどもある可能性があるとしています。
 
 

自分たちでどう解釈するか

 
つまり国立がん研究センターや WHOは、電波とがん発生について、はっきりした因果関係は確認されていないとしています、しかしながら、WHOは、携帯電話などの電波の普及が1990年代以降からなので、長期的影響の研究についてはまだ途中段階であることをみとめています。
 
つまり、いまのところ因果関係がはっきりしないということは、将来長期的な影響は確認されないかもしれないが、長期的な影響は確認される可能性もあるということです。
 
安全ですと言い切っているわけではないのです。
 
では疑わしきは罰せずとか、性善説で良しとするか・・・? 
 
いや、相手は人ではなく、電波です。
 
Wi-Fiや携帯の電波は電子レンジの電磁波のような強いものではないですが、種類としては同じものです。 電子レンジと違って、ごくごく弱い電波ではあるのですが、10年、20年、30年浴び続けた場合の研究結果はまだ出ていないので、将来の事を考えますと、今から影響を最小限にしておく、というのが賢い選択ではないでしょうか。
 
 
電波の影響に敏感な子供達、草木の成長に関する実験などで、電波と健康被害の因果関係が無視できない事実が上がっていることも心配材料です。
 
 

民間の団体の調査・研究

 
 
要旨:2つのトレーに同じ条件で種を蒔き、一方は Wifiのルーターのそばに置き、もう一方は電波のない別の部屋に置き、発芽を試みたところ、電波のない部屋のトレーの種は発芽下が、ルーターのそばのトレーの種は発芽しなかったというもの。
 
こちらのビデオに登場する、スウェーデンの神経学者、Olle Johansson教授は、3世代または5世代後の女性の不妊の可能性がリスクとしてあると言っています。

 
 
ググるともっと色々出てきますが、例えば下記の記事では Wi-Fiシグナルが強いと、睡眠障害や不妊、発がんリスクの他、脳の機能低下、子供の発育不全などの可能性がある事を提唱する文献が紹介されています。
 
 

家庭で電波の影響を最小限にする工夫

 
【1】携帯電話は就寝時はスイッチを切るか Airplane モードにする。昼間も使わない時はなるべくAirplane モードにする。
 
【2】家のルーターは Wifiではなく、LAN (イーサネット) で接続する。
 
家庭のルーターは昔は LANケーブルでしたが、今はほとんど Wifiですよね。これを LANに戻すのは結構面倒なので我が家もまだ実施していないのですが、少なくとも ルーターのスイッチを就寝時には切るようにしています。ただ、これも忘れがちなので、タイマーを買ってきまして、ルーターに取り付け、夜 11時から朝7時まではルーターがオフになるように設定しました。寝ている間は携帯もオフにするので、少なくとも1日のうち、夜の8時間は、携帯と wifiの電波を浴びていないことになります。一旦外に出ますと、今どきオフィスや商業施設はもちろん、公共交通機関の乗り物内さえ Wifiがありますので、外で電波を浴びないのはほぼ不可能です。
 
私の場合は、パートナーと話し合い、家のルーターを LANにして、携帯利用を控え、通信関係はパソコンを使うなどで、電波を使わない時間を延ばして行こうかと思っています。もう二人ともいい歳なのですが、平均寿命も延びているので、もし100歳まで生きるとしたらまだまだ何十年もありますので。
 
 

まとめ

 
色々な記事を読んでみると、携帯や Wifiなどの電波は、長い期間浴び続けても安全とは言い切れない印象を持ちました。短期間であっても、発芽などに影響のある実験結果もありました。
 
まだこれから長い年月にわたって生きていくわけなので、リスクは最小限にしていく選択は可能です。自分の家の中だけなら、Wifi ルーターや携帯のスイッチをオフするだけですぐできます。お金がかかるわけでもありません。むしろ多少は節電になります。
 
WiFi ・携帯 オフの時間帯を持つ生活。
試してみませんか?